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オルフェ〜シュウ 様

No.1109

精霊屋敷の置き手紙


    少年は大人になるために

    リアルの世界へ旅立った


    やがて武装を完了し

    大人になれたら

    彼は帰ってくるだろうか


    詩人などという

    大人になれない精霊たちが

    ここで彼の帰りを待つ

 
    きっと帰ってくるだろう

    精霊たちがタムロする

    廃墟が彼は好きだから




         orfe



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シュウ 様の返し詩


僕の廃墟は文字どおり

生命体の途絶えた空の箱になって


それでも澄み切った空気が流れた

今吹いたばかりの風のような

語ったばかりの神話の続きのような


ひとつ違う世界に迷った

そこで記憶をなくしたように暮らした

誰かが言った

夢はどこにあり、どこへ逝くのかと


僕はこの空き箱を想った

僕の中にある粒子はそこを懐かしみ

また夢を描きはじめる


僕の武器は尖った空想

武器商人にも扱えない


だからここに還りそれを抱く

現実を殺すためではなく

夢を生かすために



オルフェ〜 Pastoral Louise 様

No.1108

何故わたしが弾かねばならぬか?


「世に名手は山と居るのに
 何故あなたはそれを弾くのか?」

そう問われれば

「誰も私が聴きたいようには
 弾いてくれはしないからだ」と

そう答ふ他ない

他のじゃ許せぬ私がいるから




       orfe

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Pastoral Louise 様の返し詩

My world


わたしの世界はこの世の中で

わたしひとりのものだから

わたしから生まれるものは

この世でひとつ

楽しいときも

苦しいときも

哀しいときも

紡ぎ出すもの

紡ぎ出さねばいられぬもの


華歩 様

No.1107

水色


素敵な朝の目覚め

雲が空に波を描く… 白と青の世界

交り合う境界線は まだハッキリとしている

太陽がジリジリ照り返す頃になれば

きっと 境界線も… 消えているよね




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オルフェの返し詩

白い熱


夏の茹だる昼下がり

照りつける太陽は 全てを白く熱で包む

日陰を選んで歩いても この熱からは逃れられない


何処を歩いても同じ

白い光に目も霞み 何もかもが区別もつかず

目眩の中を 我武者らに歩き続ける


白が去る 西陽の頃には 涼風の中

漸く貴方を思い出せる

そんな気分になるのだろうか