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オルフェ〜玲瓏瑠璃 様

No.1112

記憶の醸造



過ぎ去ったきみは美しい

としておこう

不純物は

時が経てば沈殿し

上澄みを蒸留すれば

あの時の香りを留める

記憶の酒に今も酔える

分解されない

事実はもうよい




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玲瓏瑠璃 様の返し詩

濾過する試み



私は記憶を「想い出」にする
そのために必要なのは
アルバムという濾紙で濾過すること

不純物は取り除かれ
上澄みの綺麗な液体が残ろう
それを人は美化と呼ぶが
誰もがそうやって内に納めているはずで
決して背徳の行為ではない

記憶を汚すより
美しく透き通らせて保存することに
理由はなくてもいい




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オルフェの返し詩

カクテルの哀しみ



個性的ではあるけれど
雅に欠ける酒同士なら
混ぜ合わせれば
何とか飲めるかもしれない

麗しき香り放てる
特上の美酒であれば
何を添加しようと思うか?

関わらねば生かせぬものと
関わらせては損なうものがある



オルフェ〜玲瓏瑠璃 様

No.1111

鳶から風へ贈る詩



此処では私は鳶だというのは

詩の空を飛ぶからだが

鳶とて風がなければ飛べぬ


貴方が風になりたいという

その意味もわかっていたよ


ほら 見えずとも

私は飛ぶだろ?




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玲瓏瑠璃 様の返し詩

変化飛行



目を瞑ると
高らかな声が聞こえてくる
軽やかに風を巡らす
そうやって相雑ぜ
輪を描くのだろう

翼はなくとも
私たちは舞えるのだろう
風になり鳶になり
踊る木の葉になり雲になり

此処では縦横無尽さ




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オルフェの返し詩

我が空の人



風はなくとも
満月は夜を照らした

夜目の効かぬ
私に夜空を飛べと促し

仄明かりの下
月を追って慎重に飛ぶ

神秘の光の
魔法に掛かって落ちないように

だが 東天の白む頃
蘇る鳶の本能

翼は朝日の爆発へと向き
凍る色の月を背にする


私は鳶
風でも月でもあった貴方は
私を空で捕え損なう

今度は鳥の姿で来られよ


オルフェ〜玲瓏瑠璃 様

No.1110

気にする人への御宣託



神様は
きっと貴方に

「人の話や為すことを
 イチイチ気にして囚われなさい」

とは
言ってないだろうと思う


「自分で感じたそのままを
 試してみよ」

とは
言うと思うが



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玲瓏瑠璃 様の返し詩

試す人への御宣託



神様はさらに言うだろう

「自分で感じたそのままを試してみて
 上手くいかずとも腐らぬこと」



「試したことから何かを読み取り
 糧にしてゆくが好い」





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オルフェの返し詩

大いなる意志からの御宣託



皆まで言わず
結果で教える

法則を見出させるため

自らの足で近づかせるため