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オルフェ〜未来 様

at 2005 12/24 19:54 編集

No.353
 
クリスマスコンチェルト

ボクの高校一年の時のお話し
クラシックが大好きで
3年間続けてきた
ギターもだいぶうまくなったなと
自分じゃ思うそのあたりの頃

ボクのクラスの気になる娘
目がクリッと愛らしく
髪もクルクル天然パーマ
いつも楽しそによく笑う
てか真面目な時を見たことない

彼女はクラスの人気者
あだ名は「オバハン」
そりゃないだろが?
あながち否定もし切れない
何でもようやる芸達者

彼女と冗談言い合いながら
よくよく仲良く遊んだけれど
あまりの明るい屈託なさに
好きになったけど眩しすぎた
真面目な空気はなかったからなぁ

2学期が終わる頃
そんな彼女がボクに言った
「クリスマスプレゼントほしいなぁ」
「何が欲しいねん? ゆうてみぃ」
「それはあんたに任せるわ」

ウーン・・・と唸って考えたね
そんなに小遣いもないからなぁ
1000円くらいがいいとこだなぁ
1000円あったら何買える?
ボクだったらレコードかな?

クリスマスが近づいて
レコード屋に探しに行ったけど
あの娘にあげるプレゼントのはずが
やっぱ自分の趣味に走る
レコード探すのはワクワクするから

見つけたものはコレルリの
クリスマスコンチェルト
初めて聴く音楽だけど
もし楽しい音楽ならば
あの娘にも聴かせてやろうかな?

おぃおぃ!兄さんおかしいぞ!
プレゼント探すんじゃなかったのかぁ?
いつしか目的の主客転倒
ちゃっかり自分の興味本位に
ワクワクしながら針を下ろす

第一楽章 
ヴィヴァーチェ〜グラーヴェ
うっ!こりゃ重い・・・てか暗い
クリスマスだろ?
何でこんなに明るくないんだ?

第二楽章
アレグロだけど
真剣勝負な音楽だけど
なんでこれがクリスマスなの?
ハッピー気分から程遠い

第三楽章
眠くなるようなアダージョ
未だにこれが
なぜクリスマスかはわからないけど
次第に心が洗われてゆくよな・・・

第四楽章
またまた真剣そのもので
跳ねるようなサラバンド
もうこの曲で
浮かれ気分は期待できなさそぅ

第五楽章
さらに輪を掛けて切羽詰った
ガボットはカッコいいなぁ!
イタリアのクリスマスって・・・
と思うまもなく終楽章へ

第六楽章
平和そのもののパストラーレ
聖なる夜に星は輝き
羊飼いたちは導かれ
聖母と御子の厩に集う

なんか・・・なんかなんか
思ってたのとはぜんぜん違うけど
これが本当のクリスマス?
ボクはすごく気に入ったんだけど
あの娘にこれは・・・ちょっとヤバイかも!

あの娘はボクに任すと言った
ボクはこれがちょー気に入った
普段のあの娘に合うもんじゃないけど
一度はマジな顔が見たい
この曲だったらやってくれるかも・・・

さて 同じレコードを
もう一枚買ってきて
綺麗に包んで彼女に渡した
「聴いたら感想 聞かせてな!」
いつもの笑顔で「あいよ!」と応えた

翌日彼女はお礼を言った
「オルフェ君・・・ありがとう・・・」
いつもにもない静かな声で
弾けるような笑顔ではなく
そこには優しい微笑があった

あぁ!クリスマスコンチェルト!
ボクの願いはひとつ叶った!
あれから30年は経っただろうか?
あの娘は今は何処にいるのだろう?
本当の「オバハン」になっただろうな

今宵聖夜 この曲だけが静かに流れる




          orfe


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未来様の返し詩

first love


見たコトだってない
聞いたコトだってない

フミコメタ!
地球の裏側みたいな感覚

不思議・・
 へんなの・・

素直すぎる 私

こうゆうのも・・悪くない・・


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