オルフェ〜ひかる 様

at 2006 04/19 11:15 編集

No.470
 
放生会
 
 
            黄砂に霞む
            暑い空の下

            囚われの
            蟹たちを放す

            我が戦いの
            心に見立てて

            許されざる蛇に
            呪(しゅ)を掛ける


            大湖には
            金の鯰が二匹

            石剣は空を飛び
            蛇蝎の頭を砕くか

            一枚は拾われ
            一枚は踏まれる

            散華は二枚
            我が手元に降り注いだ



                 orfe

 
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ひかる様の返し詩
 
ハデス
 
 
蓮華色の目で
黄砂に雨を降らせ

豊饒と幸運を
心から願う

ヘスティアほどの
慈愛もなく

メンテと同じ
役回りなのであれば

踏みつけられたら
ミントになり果て

どなたかの生きる薬に
なれたらいいのに
 

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オルフェの返し詩

空のオデッセイア 
 
 
蛇の毒もメリテの思索と

ディオニソスの酒に薄めて

薬と用いることの適わば

アスクレピオスも名を成そう


我が手に落ちる二枚の散華は

色と空との啓示なりせば

色は踏まれて天に在り

空は我が手に包まれて在り


因果応報の神話は巡る

竈の神を襲う蛇蝎に

報いの兆しは諸々現れ

我が空の旅もやがては終らん



       orfe

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ひかる様の返し詩
 
巡り巡る


ヘスティアはディオニソスに
12神の一つの座を譲り

メリテはハデスの妻の
逆鱗に触れハーブになり

アスクレピオスの名医ぶりは
ハデスを怒らせ死を呼び込み

全ては巡り
蛇の毒はどちらへ

何故か今はアスクレピオスが
蛇使い座となり

天空にて
我らに全てに微笑む


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オルフェの返し詩

パルナソスの意義


医の神アスクレピオスは

アポロの子にして我が兄弟なり

死の化身たる蛇を意のままに

扱えるは彼の人の徳


竈の神が酒の神に

十二神の座を譲れば

世は享楽となり果て

思索の神も気が塞ごう


大地が斯くの如きに在らば

我が心は天を目指す

楽の調べに神々の呼吸を

それこそがパルナソスの目指すものなり


        orfe


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