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オルフェ〜永遠(とわ) 様

No.1068

水の形に似せてあれ


形を作るとどうにもならぬが
形がないと保てない
形がいつでも変えられるなら
形の枠から自由になれる

水は自由
水は形に収まっても
水は色に染まっても
水はいつでも逃げ出せる

上善水の如しという
想いもまた揮発性であれ



     orfe



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永遠(とわ)様の返し詩

i no ti


雨として
雪として
霧として
霙として

地上に降り注いで山を伝い
川となって海に至り

また
天に吸い上げられ
霞となって立ち昇り

やがて雲となり
恵みの雨に

廻り
還る
その循環こそと悦ぶ

抗わず
逆らわず
望まず

それでいて清らであれ
また廻れ
また還れ

眼を上げれば

映る 美しきもの



オルフェ〜永遠(とわ) 様

No.1067

華麗に飾る 舞いにとどめて


お前のその目が
まだ私を見詰めているなら
華麗な舞いで
この身を飾ろう

心を決して
舞わせることなく
じっと深く
足の裏に置いたままで

高き空を飛ぶために
頭上をこそ見よ
見上げて揺るがぬ
基(もとい)を固めよ



    orfe




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永遠(とわ)様の返し詩


憧れて

見上げる大いなるものの

蒼さに眩さに

しばし戸惑う。



詩はオイル

錆びかけた歯車に

潤い宿り、

凍てかけたベルトを

和らげ融かす。

熱が戻り

皮膚紅らみ

鼓動がはじまる。



どこまでも高く

澄みて清ら、か。

憧れて見上げる

大いなるもの



オルフェ〜永遠(とわ) 様

No.1066

リバイバル


時の経過
それはいつも溜息混じる
想定内の平凡

遣り切れぬ
お決まりの繰り言は
「あの頃は美しかった...」

誰かが叫ぶ
時の流れを戻す呪文
「夢よもう一度!」

目にするものは
水面を跳ねる小さな魚の
銀に輝く鱗の輝き

ほんのひと時
幾重かの波紋を残して
水に消えた

もう今を
変える力もない光

それで満足



     orfe




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永遠(とわ)様の返し詩


越し方は

幼き愚かなるわが足跡

夢を見ている

誰が嗤えようか

愛を求める

誰が嗤えようか

ただ美しきもののみ信じられると
はばかりなく言えもせず

誤魔化しの効かぬもの
紛れなきもの
不偏であり
不変であり
唯一こころ治まる場所

愛なんて

夢なんて

信ずるに値せぬと識りつつも
求め続ける

営みだから
ひと時安らぐ場所だから

愚かな足跡重ねても
愛を夢を抱き続く

弱き幼きものなり
弱き危うきものなり



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オルフェの返し詩

懺悔よりもあるべき姿に


恨みを言わず
あてにせず

求めらることの
他を求めず

透明な風となって
時の流れに同化する


貴方は自由?

ならば充分
愛されている

汚さずにあれ
美しくあれ

心の内に時は留まる


青空 志水 様

No.1065

普遍


私自身で選択して生を示したことなんて無い
これを 見てみよ
手から 足から 頭から 背中から
生えている 三次元の 糸を
私だけではない 風に舞う砂塵の 一つ一つさえ
その荒くれた空気にも 纏わり付く 糸 
その糸は 弛むことなく 只ひたすら 上に上に 全ては 操られている 事実無根 事実無根



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オルフェの返し詩

普遍進行


他意の奈辺に関わらず
道行く者は道を往く

好ましければ意図に踊り
好まざれば糸を断つべし

見えぬ風に乗るはよし
見えざる敵と戦うは愚

我流を捨て学びゆけば
本流に我が身を置ける


想い 理由の如何を問わず
為されたことは全てが事実

成らずとも念じたならば
それは貴方の心の真実

事実と真実 合わさるところ
我が名に於いて為せりと寿ぐ

誰の所為にも帰すること無き
我と自然の調和の内にて



オルフェ〜永遠(とわ) 様

No.1064

詩人の住む場所


あちら側で出会った詩人と
こちら側でもすれ違う

思いは同じ
避難民
或いはともに
非難民

汚れた思い出
忘れられたら
また喜びを詠えよう

人は其々に相応しい
場を得てこそ
活きて楽しい

詩人は
澄んだ空気に住む者



     orfe



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永遠(とわ)様の返し詩


あからさまにわが心を謂う
感ずること
人に過ぎ
怯え
惑い

嗤えど換われず
逃げる
また逃げる

安息の場所が
何処にかあろうとも思わずにいて

共鳴する魂に出会わんと
また彷徨う

いつまで彷徨う

どこまで彷徨う

空しくもあり
切なくもあり

どこまで彷徨う
いつまで彷徨う

咆哮だから

どこでだっていい

咆哮だから。




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オルフェの返し詩

旅の空の色


それ詩人
活きる者こそ
感じて詠わざるはなし

何が人を変えうるか
目指すべき空の光
それとも足下に回る業火

安住の地は幻
ただ活きるに適す場所あり
適さざるにしがみつけば
徒に生を損なう

五蘊皆空
咆哮も生の空砲
切なしと嘆く莫れ

人生は旅
彷徨いに見失えども
空の悟りを
彼岸に捕らえん

明日の望みに飛翔するも
昨日の悔いを懺悔するも
いずれ旅路の空の色