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Pastoral Louise 様

No.1127

Anniversary


小さな舟に細い櫂
年とともに増える荷物を乗せて
河をくだって幾年月

繰り返しめぐる季節に
舟もだいぶ草臥れてきたけれど
舟の操りはだいぶ上手になってきた

今度の旅は少しずつ荷物を減らし
前よりしっかり自分の力で下っていこう

今日
またあらたな季節をこぎ始める
記念日

おめでとう




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オルフェの返し詩

記念日の人に


結果は昨日までのこと
祝うべきは今日のあること

憂いもまた今日の不自由に
明日の夢には相応しからず

今日 宿命に思いを馳せ
明日を憂いに穢すは愚か

憂いとは結果の先取り
昨日になってからでよいこと

明日を夢見て
今日を生きれば結果となる

記念日は
その結果を振り返る日

祝える今日こそありがたきこと
明日また祝える今日を迎えん



オルフェ〜Pastoral Louise 様

No.1126

明日の解放


成功 失敗
勝った 負けた

人の見る目
人に見せる目

そんなもので
明日を汚すな


結果は昨日

今日は過程

明日はまだ夢


この逆ではない




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Pastoral Louise 様の返し詩

明日


明日はどんなところにも
白紙でやってくる

きょうが薔薇色であっても
鈍色であっても
そのまなざしがまっすぐ前を向いているかぎり




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オルフェの返し詩


夢は明日

今日はいつもそのために

振り返るのは夜がよい

記憶の星座を愛でつ眺めて



Pastoral Louise 様

No.1125

いつのまにか雨


屋根がとつとつ音をたてる

昼間の火照った熱を吸い

ヘッドライトの明かりも吸い込む夜の雨

静かに降りる雫の玉は

しばしの眠りに草木を誘い

しだいに秋を深め行く




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オルフェの返し詩

石の心に雨


雨降れど 潤わず
雨やめど 喜ばず

我が心は石となれり

愛ならば かの人に
さに非ずば 我に危し

ゆえに石に擬態する

一夜の雨に打たる如きは
石の地蔵に何ほどの



macski 様

No.1124


眠りにおちれば、その瞬間、一切が消えてなくなる。憂鬱の青白い顔料で固く塗りつぶされてしまうのだ。今日はクレアにプロポーズする日。冗談でイサクを生贄に捧げよといってみたまでだ。理由がりかいできなくなるということはさっそく捜査にとりかかった。きみは羽根されなくてはならない。君の声がきこえないんだ。



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オルフェの返し詩

詩とするに


詩とする以前に正しき言葉を学ばれよ
詩とする以前に詠えるものかを吟味されよ
詩とする以前に詠う動機を心に問われよ
詩とする前に 詩界の女神たちに祈れ
詩とするに足る
 高みに精神(こころ)を導き給えと



macski 様

No.1123


直感はもはや時にはおのが災いともなるべきことすらねだかりません。残りは動物と植物だけが占める、殊勝なお心がけでございます。



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オルフェの返し詩

頂に立つ者の義務  


人間は食物連鎖の頂点に
唯一として君臨するゆえ
あまねく天地を眺め遣れる
神々にも等しき才を持つ

だが数が増え過ぎて
欲望を増やし過ぎた

何を我に与えるべきか?
何を貴方に還すべきか?

この頂から眺めつつ
考えねばならぬだろう

それが地と智の王たる務め